猫々堂ビルヂング4階

猫と亀と生活しています。生きていて楽しい出来事を記したい。

呪いの夏休みの話

夏も後半、冒頭からいきなりおっかない

幽霊話かと思うだろうが、そうではないのである。

墓参りも終わり、さあ何処かに遊びに行こうか

と主人と話し合って新潟に行こうとなった

のである。朝早くから出れば暮れ六つには

間に合うだろう、猫にも問題ないだろうと

新潟の上越に決め、その日は夜8時くらいから

寝たのである。

何となく腹がおかしくて目覚めたのが夜10時頃

未だ10時か、と便所の時計で確認して

また寝た。しかし、数分後やっぱり腹がおかしい

又、便所に行き、そこから私は地獄の戦いに

なるのである。

下からも上からも容赦ない嘔吐と下痢の総攻撃

よれよれ状態に追い打ちをかけるように

壮絶な寒気が襲い裏起毛の長袖服を着るが

寒さは一向に治らない、其れが治ると

急激の熱さ、熱が出はじめたのである。

その間にも上から下から攻撃は治らず

流石の私も救急車を呼ぼうかと息絶え絶えで

考えたが、我慢した。

惨劇に朝が来て、死にそうな私は主人に連れられ

救急外来に行き、点滴と薬を貰ったのである。

私を襲ったのはおそらく、ノロウィルスである。

看護師に「良く我慢したね救急車呼びなさい」

といわれてしまった。

先生に症状を話しながら、数日前タイ料理が

食べたくて怪しいタイ料理屋で牡蠣を食べたの

である。先生曰くおそらく原因は牡蠣。

2、3日絶食後、徐々に普通の生活にもどして

下さいと言われ兎に角、脱水症状にならない

ことを注意されたのである。

家に戻ってきたが、熱は下がらないは

気持ち悪いは、具合悪いはで、新潟どころか

何処にも行けず寝るだけの夏休みになってしまった。

ノロ・ウィルスだけに呪・いの夏休みなのである。

私の夏休みを返して欲しいが、夏は返ってこない

のである。私の心は秋である。

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